新古今
懐かしさが新しい。新古今
温故知新・・・。
【新古今】がお手本にしたのは、つい100年ほど前までの家づくりです。
年輪を重ね、逞しく育った木の命をありがたく頂戴し、太い柱や丈夫な梁を、匠の技で組み上げられた古民家。
親から子、子から孫へと伝えられていくうちに、
思い出が幾重にも積み重なり、家と暮らしへの愛着が深まっていく・・・。
そんな豊かで、じつは経済的な暮らし方を現代に蘇らせてみたい。
こうして誕生したのが【新古今】なのです。
懐かしいけど新しい。そんな暮らしを実現するために、わたしたちに可能な限り、かつての家づくりに近い素材を集めてみました。
古民家風の空間をお望みだったオーナーのご要望に応え、柱や梁を茶褐色に塗装。
2階手すりに埋め込まれた欄間がデザインのアクセントになっています。
天竜檜製の造作扉の向こうは二間続きの和室。
涼しげな印象の欄間が、空間を広々と見せてくれます。
「お客様をお迎えする空間にはこだわりたい」
そんなオーナーのご要望をカタチにした、広々とした玄関ホール。
外は古民家、中は山小屋・・・というテーマに合わせ、床・壁・天井のすべてを天然木で仕上げました。その色合いは時とともに変化していきます。
「新築の頃より、10年経った今の家が好き!」
それは、オーナーから伺った最高にうれしい一言でした。
床や壁の色に深みが増すに従って、家族の想い出も増えてくる・・・。
【新古今】で過ごす時間は、ただ過ぎ去るのではなく、幾重にも折り重なり、降り積もっていきます。
あるオーナーは、自然素材のぬくもりに囲まれて子供たちが成長するように、また、あるオーナーはセカンドライフのステージとして、時がゆっくりと過ぎていく、この家を選びました。
丸窓に障子の直線がモダンな印象を与えます。
トイレ周りも木とタイルで造作。
壁面の和紙「レーベン」が臭いを吸着し、クリーンな環境を保ってくれます。
キッチンも無垢材で造作。
統一感のある仕上がりになりました。
現代風にアレンジされた床の間。